Just Monika

前評判はチラチラ聞いていたが、ドキドキ文芸部やってみた。 …すごかった

store.steampowered.com

無料。だが舐めてはいけない。これはギャルゲの皮を被った、それ以上の何か。

式日本語版はないが、有志の日本語翻訳の出来が良いので、それで。

https://i.gyazo.com/6f80a36c6a260333f3aadb4f3c256e74.png

Steamのゲームをそこそこやってる人なら、ただのギャップによる看板詐欺なだけでは、この「圧倒的に高評」を取るのがいかに難しいか、わかってくれると思う。

タグ、「精神的恐怖」は嘘偽りない看板。ただ、それを感じるところに辿り着くまでは結構長かった。可愛らしいキャラクターが徐々に豹変していくのは、ひぐらしを思い出させる。また、おそらく OFF、 Oneshot といった海外フリーゲームのメタ言及の文脈も組んでると思われる。

怖いだけではなく、考えさせられるゲームでもあって、最後にメインテーマのボーカル版が流れる演出で泣いてしまった。


メタ言及は創作の華だが、それにうまくいく作品は少ない。最近だとダンガンロンパV3が失敗していた。あれは失敗だったと思う。

創作の質が、読み手に与えるインパクトに比例するなら、これはここ最近では一番の傑作。