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ゼノブレイドクロス感想(クリア済み) 広大な大地を駆け巡る楽しみと、メインシナリオ、SF的描写への不満

GW潰してゼノブレイドクロスひたすらプレーしていた。発売直後に体調崩して出遅れたんだけど、5/3の自分の誕生日に気づかないぐらいにはひたすらプレーしていた。プレー時間は160時間とか表示されてたんだけど、単に発売日から一度も電源をオフにしてないだけで、実際にはそれより短いが、100時間そこそこだと思う。

どの時点で感想書こうか迷ってたんだけど、結局シナリオクリアしてLv60のレベルキャップ到達して、やっていないキズナクエストが残り5個。惑星全体の探索率は50%ぐらいだったと思う。

まだやってないこととして、エンドコンテンツの装備を集めるのと、Lv60ドールの入手と、オンラインのテレシアとイェギラス、ソロのLv99終焉のxxxxは倒してない。というかオンラインの討伐情報みてもまだ誰も倒してないっぽい。現時点でLvキャップ60だし、あんなの倒せる人いるんだろうか。

感想、の前に…

現時点でのメインシナリオをクリアするとわかるのだが、最初に提示された問題は解決するが、あたらしい問題が提示されて、そこでアップデートを期待させるような作りになっている。実際には未解決の伏線が大量にある。(なんとなく予想がつくものもあるが)

おそらく何度か大規模アップデートをする予定だと思う。Lvキャップがある今の状況も、MMORPGと同じアップデート前提の構成。システム面の不満は、将来的には解決される可能性があるので、読み手は発売1週間後の情報として読んでほしい。

総評

とにかくフィールドを探索する爽快感と楽しみだけで100時間持つ反面、システム的な不満と、雑なメインシナリオへの不満が結構ある、そんなゲーム。

加点方式なら90点、減点方式なら70点。隙は多いのでネガキャンに弱そうだし、実際各所で叩かれてるのをみる。

コアコンセプトは明快で、「ゼノブレイドで評判がよかったガウル平原がずっと楽しめる」というもの。ガウル平原以上に広大な5つの大陸を駆けまわり、そのスキマにクエスト(メインシナリオ含む)を進める。みたいなプレー感。とにかくマップが広いので、MMORPGを一人でプレーしている感覚。で、実際、それはまったく正しかったと思う。

戦闘はクールタイムのあるスキルを回しながら、仲間とソウルボイス(次はどういうタイプのスキルを撃って欲しいかという合いの手みたいなもの)を合わせてスキルを撃つと強化される。仲間ごとに装備タイプとソウルボイスの傾向が異なる。

前作で特徴的な未来視がなくなったけど、あれはあれで戦闘の緊張感がなくなるという弱点もあったので、これもまた良かった。

不満たくさんあるが、プレーする価値は間違いなくある。ただし、ゼノブレイドにもとめていた王道的な熱さみたいなものを求めている人には応えられていない。

以下不満をたくさん書くが、これはアップデートへの期待を込めて書いてる部分もあるので、非難ではない。

主な不満: 空を飛べるようになるのが早過ぎる

シナリオ通りに進めていれば、5つの大陸のうち、白樹の大陸と黒鋼の大陸をほぼ探索してない状態で、ドールで自由に空を飛べるようになる。これはとてつもない開放感がある反面、この2つの大陸を探索する楽しみが大幅に減ってしまっていたように感じる。

カスタムフライトの入手で、視界が徐々に拓けて、どうやってあそこに到達するんだろう、と試行錯誤する楽しみが、かなりスポイルされている。終盤のオ・ラ・シーム城はカスタムフライトなしで歩き回れるように転送装置が用意してあるのに、実際には使う必要が全くなかったので、カスタムフライトの解放は本来の予定より前倒しされたのだろう。

いや、実際は自主的に縛ればいいんだけど、あの自由度を与えられて、ドールで次のチェックポイントまでさっさと飛んで行く誘惑に勝てる人は少ないと思う。

たしかにカスタムフライト入手時点でプレー時間がだいぶ嵩んで刺激がほしいポイントではあったが、メインシナリオのクリア後でもよかったのではないだろうか。

これからプレーする人は最初にいけるところまで駆け抜けてみるといいと思う。自分は中途半端に新大陸の探索をメインシナリオで辿り着くまで自制した結果、損した気分になった。

メインシナリオに魅力がない

メインシナリオはまるで魅力がない。

前作のシナリオはとにかく素晴らしかっただけに、今回のは残念。ただの無害なシナリオならともかく、個人的にはプレーする意欲が積極的にシナリオに削がれた。それでもクリアしたけど、探索が面白くなかったら投げてたと思う。

ややネタバレ含むが、お前だけの悲劇じゃないのに自分だけ被害者ぶりやがって、とか、仲間仲間と煩く裏切り者を殺すのを静止して、裏切り者が改心するシーンとか、執拗なタツの食材ネタとか、すごく寒くて萎えた。

プレイヤーがアバターになってメインシナリオを1回作りなおしたらしいので、その影響かもしれない。とはいえそのオンライン要素が中途半端でプレーを牽引するものにはなっていない。

イベントシーンでカメラがあんまり動かないし、キャラも動かない。前作の良い点として、モデルが雑な分、ダイナミックなカメラワークでカバーしていたの、よくできてるなーという感想があったんだが、その良さは引き継がれていない。

世界観/SF設定

世界観の設定自体はよく出来てるように見えるんだが、脚本書いた人間がまるでそれを解していないように見える。

異星人がメインのシナリオはいいんだが、それ以外に出てくる異星人は描写が雑。ライターが別人なんだろうという気はする。

ゼノシリーズの高橋監督自身、暴走すると読者が理解できないワードを連発して置いてけぼりにする傾向があるので、その為に別のライターを呼んだんだと思っているが、前作と同じガオガイガーの竹田裕一郎氏、もしくは竹田氏が手が足りなくて呼んだというライターが、SFと相性がとにかく悪かったのではないかと予想している。

とはいえ、別にSF考証的な正しさを求めてプレーしているわけじゃないんだが、最低限SF的な感性や、知性体というもの敬意みたいなのがあればこういう描写はしないだろ、みたいなのがメインシナリオで頻繁に見られて何度も萎えた。逆にサブクエストのほうがよく出来てる。

偶然不時着した惑星に生命があふれているとか、それ明らかに何らかの意思が介在しているだろ、というもっともな疑問に、最後までノータッチで、自分はとても気持ち悪かった。それが続編のネタだから触らないようにしている可能性もあるが、それにしても…

探索が若干単調

このゲームの一番おもしろいところではあるのだが、やはり100時間同じことをしていると飽きる。

格上を刺激しないように避けて、大雑把な目的地に向けて、どの方角からたどり着けるか試して走り回る。極端に単純化すると、与えられたマップに対して、どの方角に抜けるのが一番コストが低いか考える、みたいなのが続く。

いわゆる、ダンジョンがないのが物足りない。ダンジョンっぽいダンジョンがラスボス直前の一つしかないので、フィールド冒険してる感に特化していて、もっとメリハリをつけた狭い空間が欲しかった。

セーブデータが一つ

最終的に同じような状態にたどり着くとはいえ、リプレー性が高いのにセーブデータが一つしかないのがもったいない。最速で黒鉄の大陸まで到達マラソンとかそういう楽しみ方もあると思う。

戦闘

細かい点たくさん。

ドールが手に入ってからは戦闘でドールを使わない理由がとくになくなるので(ロストするリスクはあるが)、もっとドールで到達できない生身で探索できるポイントを増やして欲しかった。どっちかというと生身の戦闘の方が楽しかった。

前作の剣と魔法みたいな世界ではなく、近接と銃撃とそれらの属性、みたいな分類にしたせいで、各スキルがどういうものなのか全然イメージわかなかった。

状態異常が見づらい。オーラがいつまで続いてるかもわかりにくい。というかスキル名の意味がまるでわからないものが結構ある。そのせいで一部のスキルが使いにくい。「ダブリキャ短縮」とかわかるけどそれ略すところじゃないだろみたいなのもある。

前作に引き続きどの敵がスパイク(ダメージに対するカウンター)持ってるのかまるでわからない。というか装備付け替えるのが面倒でスパイク対策をしたことがない。結局パワーレベリングでだいたいのものが解決できる、というかやること多すぎて詰まったら別のことしてればレベルが上って苦戦した部分が問題なくなるので、逆にレベルキャップ到達してからの方が試行錯誤の楽しみがある。

アーツやスキルへのポイントの振り直しができない。これはゲームへの理解が深まり、攻略情報が集まってくるにつれて、かなりのストレスになった。とはいえここを課金要素にすると今プレーしてる大半の人間が反感買うと思う。

目押しがとにかく苦手な人間なので、戦闘にリズムがでる反面、自分には辛かった。強敵と戦う場合はこれを成功させ続ける必要があるので、目押しできない人間は強敵と戦えないということになってて、なんだかなぁという気持ちが少しある。

UI

UIはとにかく不親切で、長時間プレーで体で覚えるもの、というのが前提のようで、チュートリアルが最小限しかない。

カメラの拡大・縮小は30時間ぐらいプレーして気づいたし、プレイアブルキャラクターをきりかえられるのもクリア後に気づいた。

一部のドロップアイテムを集めるクエストで、敵の生息地が表示されないので、何かと詰みそうになる。キズナクエストでそれで詰んでる人は進められなくてかなり困ってるので、キズナクエストは進行度を破棄してキャンセルできるべきだった。リアルじゃないが、ここで詰んでプレー辞める人が多いぐらいならキャンセルできるべきるだと思う。おかげでキズナクエストを受注する前にセーブする癖がついた。

もうちょっとしたら各種攻略情報が集まってネットで調べれば一発になるかもしれないが、ゲーム内でその情報を開示しない理由がよくわからない。ゲーム内辞書でも生息地情報が大陸までしかわからなくてまったく役に立たない。その為のオンライン要素だったのかもしれないが、そもそもプレーヤーごとに進行度が違うので成り立たない。

オンライン要素が機能してない

「ゆるく繋がる感覚」なんてものはない。漫然とレポートが流れてくるだけ。そのレポートもクエストクリアの情報で、何がどのクエストなのかよくわからないので、とにかく誰かいる以上の情報はない。

イェギラスとテレシア戦はエンドコンテンツ揃えてからやろうと思っていたので、まだやっていないのだが、スコードミッション、レイドクエスト、今の時点でまったく面白くないし機能しているとは思えない。レイドクエストはとにかく数が少ない。

EDのスタッフロール見てもネットワーク関係のエンジニアが6人しかいなかったので、この規模感だと恐らく最初から大したことやるきなかったのではないか、と邪推できるが、その為にメインシナリオ作りなおしたり改修した結果があのザマならなんだかなーという気はする。

ゼノシリーズのつながり

これは不満ではないけど…

ゼノブレイドとのつながりはなんとなく示唆されているが、メインシナリオで開示された情報はとくにない。テレシアの存在やノポン族ぐらい。 ゼノブレイドでEDで、クラウスがやらかしてた結果、xxーxの民が滅んで本編に繋がってるのかな、とかそういう予想はできるが、予想でしかない。

ゼノギアスゼノサーガとのつながりは、ほとんどない。たぶん版権的に難しいんだろうけど。ライフの形がゾハルっぽかったり、xxxの真の姿がなんとなくKOS-MOSを連想させるところや、殺人者というアダ名だと本編で言及されるプレイアブルキャラクターのマードレスが、ゼノサーガのマーグリス+ペレグリーのもじりなんだろうな、という程度。ルックスはペレグリーに近い。

以上

予定したとおりだけど、GWは1行もコード書いてない。重ねて言うけど概ね満足してプレーしただけにメインシナリオの不出来と細かい不満点が気になる感じです。