GitHub Actions 使ってみた感想

やっときたので使ってみた。

CI マニアから見た GitHub Actions(Beta)の使い所 - くりにっき

https://github.com/mizchi/frontend-gh-action-playground で素振りして挙動を確かめた後、会社の結構重めのリポジトリに突っ込んでみた。まだ 2 日目なので、実際そこまで経験値足りてない。

とりあえず困ったらここ読む

GitHub Actionsのワークフロー構文 - GitHub ヘルプ

良い点

  • sue445 さんの記事でも書いてあるが、ジョブが 20 個まで並列になるので、並列に分解できるようなものに強い。
  • GitHub に完結してる点。checks タブで CI の結果が見える。 circleci.com/dashboard とか行かなくていい。外部 CI はアカウント取得やらリポジトリごとの設定やらなんやらもあるので、初期セットアップが多少めんどいのがあったが、GitHub に閉じてると楽。
  • .github/workflows/*.yaml が CircleCI の .circleci/config.yaml とそんなに大きく違わない。移植は一瞬で済んだ
  • cron task が書ける!

改善してほしい点

  • npm install/yarn install で作られる node_modules が cache できない。CircleCI は node_modules をキャッシュ出来たのが良かったのだが…
  • キャッシュがないのと同じ問題に起因するが、「まず npm install / npm run build して dist が生成物を使って e2e」 「まず npm install / npm run build して dist が生成物を使って es-check で es5 水準かのチェック」みたいなタスクが非効率にしか実行できない。自分の環境だと npm install 2 分 / npm run build 2 分かかってるので、ここで律速。その後の e2e が 6 分かかるので、どんなにあがいても 10 分より速くはならない、という感じになった。
  • たぶんマシンパワーが CircleCI より弱め。 CircleCI からベタ移植したら 10 分 => 18 分になった。(うち 2 分は npm install で増えたもの) 並列化することで 10 分に戻った。
  • 細かい話だが、 git push して re-run したときのページリフレッシュとかその辺が CircleCI よりは UI がこなれてない
  • Fail 時に Re Run Checks で個別に Re Run したいのだが、全ジョブの Re Run しかない。
  • ジョブ内で非同期化するのに CircleCI でいう background: true がない。ほしい

ジョブに依存を宣言して、失敗したらその時点から Re Run、みたいにできると嬉しい…

自分が Re-Run にこだわってるのは、 自分の手元にある e2e がとにかく不安定なのがあり、自分でリトライ機構などを作ってるがCIでこけたタスクから再開したい、みたいなのがある

自分の使い分け

リリースにまつわるタスクは中で CircleCI 依存の環境変数などを使ってたりして事故が怖かったので、まずは lint や typescript の型チェックなどを GitHub Actions に移した。

並列できないマシンパワーが要求されるタスクは、今のところ CircleCI のがよさそう。

最後に

これがこなれていったら、CircleCI 使う必要なくなりそうという予感がある。 GitHub社とCircleCI社が殴り合って便利になってほしいですね。