睡眠障害で辛い

一緒に働いたことがある人は知ってると思うけど、自分は尋常じゃなく朝に弱い。

で、自分でもさすがに酷いと思っており、様々な努力をしたが改善せず、結局睡眠科をうけて睡眠障害だと診断された。

自分がそうだと疑った理由は 睡眠障害らしきものとわたしの20年間振り返りメモ - 青いの のおかげ。inoaoさんとは違うけど、自分は 睡眠相後退症候群

DSPSに罹患して9時5時生活を送ることは、毎日6時間の時差ぼけを体験しているようなものである。患者は週日には数時間しか眠ることができないので、週末には午後まで眠って睡眠時間を補うことがよくある。週末によく眠ったり、普段昼寝をしたりすることで、DSPS患者は昼間の眠気から解放されるが、遅い睡眠相はそのまま続く。 DSPS患者は、極端な夜型の傾向がある。彼らは、夜が最も頭が冴えていて、物事がうまくでき、創造力にも溢れていると感じる。彼らは単純に早く眠ることができないのである。仕事や学校に出かけるまで、彼らはベッドの中で何時間も寝返りをして、時には全く眠れずに過ごさなければならない。

正直しばらく認めたくなくて、単に俺はずぼらなだけなんだ、頑張れば普通の人と同じように行動できるんだ、と思ってしばらく頑張ってみたけど、やっぱり無理だった。

というか今読み直すとあらゆる項目が完全に当てはまっている。

(最初うつも疑ったが、小中学校の頃、ちょっとショックな出来事に遭遇して以来躁鬱傾向だったが、今は完治していて、ある程度(睡眠にまつわるもの以外の)ストレスコントロールもできており、当時と比べて今がうつだという自覚はない)

具体的にどういう状態か。

1時から1時半ぐらい布団に入って寝ようとする。睡眠に落ちるのが3時から5時になる。まったく一睡もできないまま極度に眠い状態で朝を迎えることもある。今も、結局眠れないまま朝を迎えていて、もう諦めて会社への説明としてこれを書いている状態。睡眠リズムはずれているが、体は睡眠量は要求しているため、非常に眠い。

寝ようとしている間、考えことをしているでもなく、頭を刺激しないように何も考えていないように努めている。それでもまったく睡魔が訪れない。非常に無駄な時間を過ごしている自覚があって、とにかくストレスがたまる。

これとは別に、自分の性格としてずぼらな傾向はあるとは思う。それは認める。で、それが自分がだらしないだけなんだ、頑張れば普通の人と同じように生活できるんだ、と思っていたんだけど、実際一週間程度ならそのように生活ができるのだが、その後体調を崩し、そして復調する頃には生活リズムが元の、ずれた状態に戻っている。もう認めるしかない。今週も体が盛大におかしくなっていて、それは先週風邪で寝込んでいて(その遠因もおそらくズレた生活リズムで無理をしたこと)、ずれたリズムに戻っていたことに起因していると思われる。

前々職、前職とこれが理由で評価を落としていたのを自覚しており、障害をもっていることを自覚してそう周囲に伝えるほうが俺のちっぽけなプライドより大事だ、と思うようになってきた。

睡眠科での診断

子供の頃から続いている問題なので、おそらく先天だと判断された。今思えば父親の家系にこの傾向があったように思う。高校生の頃から重度で、午前中に出席していると驚かれていた記憶がある。大学生の頃はそもそも朝の講義を取らなかったので、あまり問題にならなかった。

社会的に普通に生活しようとするだけで体の認識している正常なリズムから逸脱することになり、無理している状態なので、次第にしわ寄せがきてリズムが崩壊していく。

解決を試みたアプローチ

  • 睡眠科で処方されたメラトニンで夜の受光量を調節している。
  • 睡眠が短くなった時のために睡眠の質をよくするためのグリシンを寝る前にとっている
  • コーヒーは夜8時以降避ける
  • 午前中に太陽光を浴びるために自転車で通勤している
  • 夜に多量の光源を浴びないように、家の電球をすべてHueにして時間経過で光量を落とすようプログラムをかいてコントロールしている
  • 興奮して眠れないのを防ぐのに11時以降は頭をつかうことを避けてる(本当はもっとコードを書きたい。他の趣味も読書かプラモなので、集中することが避けられない)
  • 肌が弱いので、かゆみで眠れないことを防ぐのにダニが出ないよう布団を週一で洗ってて、毎日ファブリーズしてる
  • 虫歯で眠れなくならないよう歯医者で虫歯なおした
  • 寝る姿勢で腰に違和感を覚えることがあるので、定期的に整体で腰回りと首を見てもらっている

と、これだけやってまったく何も改善していないのが問題。前職の時はイギリスの同僚とミーティングするために出社を12時からにしてもらっていたが、その時は満足度が高かった。リモートワークの日も勤務時間ぎりぎりまで眠れるので比較的気分が良い。

発生している問題

  • 旅行の日などに頑張れば早く起きることはできる。ただそれを長期間続けることは非常に困難で、無理すると盛大にリズムが壊れる。
  • 朝起きることが目的化した場合、午前中に出社できたところでまったく頭が回ってない。基本的に頭が回り出すのが昼の3時ぐらいから。頭脳労働者としてこれがきつい。
  • 夜10時が一番頭が働いているのだが、この時間に趣味のプログラムなど書き始めると確実に興奮して眠れなくなる
  • 体が認識している生活リズムがずれている以上、一度早く(一般的に)なったリズムが容易にうしろにズレる
  • 生活リズムがおかしいと腹がすく時間もずれるのだが、飲食店が閉まった時間におなかが空くのでコンビニ弁当以外の選択肢がなくなる。

大学の頃は問題ではなかった、といったが、そういえば午前の必修のスペイン語の単位をとりきるのに6年掛かった。

心理的な問題

同じ条件で働いてる人に申し訳ない。じゃあ条件を変えてもらうかというと、他の人ができて自分にできない、というのが自分のプライドとしてなかなか受け入れられない。なので同じ条件でよい、と強がった結果、中長期的に盛大に崩壊していく。

午後にいそいそと出社する時に申し訳無くなる。遅刻を責める心理がわかるので、それが自分に向けられていると思うと非常に申し訳なくなり、ストレスがたまっていく。心は健常者のつもりで、俺がだらけているのでは、という思いが自分に向けて常にあり、その結果無理して出社するために徹夜をしてしまったりする。

いつも明日は絶対に早く起きるぞ、と強く思ってベッドに入るのだが、その結果起きられなかったらどうしよう、と想像し恐怖すること自体が強いストレスになり、結果眠れず起きられないことにつながっている気がする。

結果として今週は2回徹夜して3回遅刻している。

どうするか

もう諦めて会社に出社時間を交渉しにいきます…

追記 (午前10時46分)

相談して13:00-22:00に調整する方向になった

追記(2015/08/01)

結局ずらした時間でもそれに向けてズレるのではないか?というコメントがあるが、勤務時間をずらしてもらった理由は、かつての経験から12時間出社がよかったというのとは別に、wikipediaのDSPSの以下の項を根拠にしている。

長期間の治療が成功した割合は、評価されていない。しかし、経験豊かな臨床医は、DSPSを治療することは難しいと認めている。 夜間勤務や、在宅で仕事をする患者にとっては、DSPSは大きな障害とはならない。このような仕事をしている多くの人は、自分達の生活パターンを「障害」であるとは考えない。DSPS患者の一部は、夜間の眠気が弱くなるにもかかわらず昼寝をし、時には昼4時間夜4時間の睡眠をとる人さえある。DSPS患者が働きやすい仕事として、警備員、劇場やマスメディアでの仕事、レストランやホテルでのサービス業、フリーライター、コールセンターでの仕事、看護師、タクシーやトラックの運転手などがある。 何年も治療を続けても、一部のDSPS患者は早い睡眠時刻に適応することができない。睡眠学者は治療不可能なDSPSの症例が存在することを正式に「睡眠覚醒時刻不全障害[注釈 1] (sleep-wake schedule disorder disability, SWSD)」として認識するべきではないかと提唱している。

あとコーヒー断ち、20時以降は、と書いているが、実際「家に帰宅してからは」ぐらいの気分で書いていて、特に理由がなければ日常的に摂取しなくなっている。特に夏場は、アイスコーヒーが好きではないのもあって、ほとんど摂取していない。アルコールはとくにイベントがない限りまったく摂取しない。