悪童日記 / 感想

読み終わった。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

1巻、2巻、3巻と全部異なる楽しみ方ができて良い。双子、三人称、信頼できない語り手、と主観の揺さぶり方がうまく、それによって再読したくなるギミックが随所に仕掛けられていた。ポーランドナチスドイツ占領下からソ連による「解放」までの、重く退廃的な雰囲気がいいスパイスになっている。

ただ、Twitterで書いたような印象にも引っ張られてしまった。

3巻は「第三の嘘」のこと。まあ、リュカとクラウスという名前以外は、ほとんど関係ないんだけど…