ゼルダ無双の感想

15時間ぐらいやった。キャンペーン(レジェンドモード)クリア済み。

そもそも自分は無双本家やったことなくて、同系統だとドラッグオンドラグーンシリーズばかりやってた人間なので、偏ってます。

総評

ゲーム性

  • よく調整できており、極端な強キャラがいないので、誰を使っても良い
    • 「適当にやっても強い」「使いこなせれば強い」という分類はできる
    • まだ研究が甘いのでこれから発見される可能性はある
  • リンクだけ中盤に某強武器(80~100ぐらいの攻撃力の中、突然300+範囲拡大)が与えられるので、初心者救済になってる
    • 世界観にあってるので問題ない
    • エンドコンテンツでは攻撃力500+スキル7つぐらいの武器が出るらしいのでこれ一本というわけではない
  • 序盤はボタンを適当に連打しても勝てる
    • ちゃんと爽快感ある
  • シナリオの誘導に従って進める vs 欲張って目先の砦を制圧したい という2つの気持ちの間で揺れる
  • 進めるのつれて連打からの派生の割り込みタイミングを、体で覚えるようになる

やりこみ要素

  • 最高難易度「辛口」はさすがに辛かった。武器を収集するモチベーションにはなる
  • 各ステージで条件を満たすと出現する黄金のスタルチュラは、尺稼ぎ感が露骨
  • キャンペーン以外にもアドベンチャーモードでお題クリア型のクエストがある。結構楽しい
  • キャラごとのスキル解放のために同じステージを周回して素材を集めることになる
  • スキルツリーは実質的に直線的。プレイヤーによって差別化できる部分はない
  • ギミックボスの種類が少ない。キングドドンゴ何匹倒せばいいんだ
    • とはいえ他の無双シリーズにはそういうボスすらいないらしいので、進歩らしい

その他

  • 世界観はふわっとしていて、ディシディアファイナルファンタジーのような英雄が集まってなんか悪と戦う〜みたいな感じ
  • リンクとミドナモデリング・表情は原作再現度が高い
  • 女性キャラがオリジナルキャラ含め皆ギャルっぽいのが不満。無双シリーズのコーエーテクモゲームスだから当然だといえばそうなのかもしれないが…
  • ギラヒムが異常に愛されてる。謎の踊りが再現されてる
  • ザントとギラヒム、それぞれの世界では準ラスボスぐらいのキャラなのに、無双だとガノンドロフに叱責されまくるので小物感がすごい
  • ロード周りは不親切で、正直ストレスがたまる
    • ステージ選択後のプリロード後にショップ行くとプリロードやりなおしって何
  • バグはまだ遭遇してない

原作プロデューサーの青沼は「もっと勝手にやってください」といっていたらしいが、コーエーテクモは過剰にオリジナルシリーズを尊重したということがわかる。たぶん全く新しいゼルダシリーズを作っても良かったんだと思うが、ゼルダシリーズはこの業界の人にとって神の一本みたいなものだから、冒険しなかったようにも思える。

とにかく、無双としてもゼルダとしても合格点だと思うので、WiiU持て余してる人は買っても損はないと思う。