6年かけて大学を卒業しました 振り返って
昨日のLT でも言ったんですが、6年間かけて卒業しました。
卒業までの経過
- 普通に単位を取る
- 3年でゼミ配属
- 4年で大学院の内定を取る
- 4年の11月頃、研究に興味をなくし大学院辞退
- 大学へのやる気が失せて、卒論(とスペイン語)を放置する
- 就職活動してなかったので、ブログで職を募集
- 学生のまま就職(契約社員)
- 5年次、仕事が忙しすぎて卒論書けず
- 転職(正社員)
- 6年で卒業
卒業待たずに就職、卒業待たずに転職して、来年で業界3年目の新卒になります。語句の定義が難しいです。 他の業界は知りませんが、この業界、そういう新卒もどきは多いです。
追記
: 最後の2年は休学+残単位数が既定値以下で、学費はほとんど割引されています
卒論
卒論は公開しませんが、卒論の成果物はこれになります。 mizchi/TypedCoffeeScript
所属は隠してなかったので別にいいんですが、早稲田大学の人間科学部です。
これ、研究室のテーマとかとは全く関係ないです。とにかく興味あることしか関心が持続しないので、こういう形になりました。動的型付け言語に静的型ルールを追加する際の、シンボルに対する部分的構造型の導入による関心の分離とユーザーのマインドモデル、みたいに無理やりこじつけました。
成績
理系っぽい科目はあるんですが、実質文系でした。まあたぶん心理学がメインの学部なので。
僕の成績は、あんまり良い成績とは言えませんね。とにかく必修のスペイン語がとれませんでした。とにかく6年次になっても1年の連中と一緒に必修の第2外国語をやるのが辛くて、卒論と合わさってラスボス感半端ない。ほんとうに辛いので必修は多少は辛くても一年次にとるべきだと思いました。
理系コンプレックス
理系コンプレックス、理系だからどうとか関係ないのはわかってるんですが、情報系の理系卒の優秀な人見ると自分もそうなれたのかなぁという可能性を慮ると辛い気持ちになるのは否定しません。そのコンプレックスから卒論でコンパイラもどきみたいなことをやりましたが、系統立てて身につけたスキルではなく、気合で書けるようになってるだけなので、大学で身につけたのはプログラムを書ききる気合ですみたいな感じにならざるを得ないのが俺ってその程度かよクソーって感じはあります。
プロの野生プログラマにはなったけど、コンピューターサイエンスの観点からは勉強したことがなく、文系がモラトリアムでなりたい自分を見つける場所ならば自分は勝ち抜いた側だと思いますが、プログラマになった今、ここで理論と実践が融合した強者もひしめいており、「基礎」の話になると理論で殴り倒されるので、ウワーってなっております。というか昨日行った勉強会が型付ラムダ計算的な感じのアカデミックの気配を感じる強者がひしめいており、ウワーってなっているところです。
大学の感想
僕はたぶん暗記が得意で、日本史の小説読んでるだけで偏差値が80ぐらいあったので、文系の三科目受験は本当に楽でした。高校は理系で、理系の科目も好きだったんですが、ポカミスが多い感じで(最初の小問で簡単な計算ミスって残り全部間違える系)、数学や物理ではあんまり良い点数がでなかったのを覚えています。そうやって逃げた結果、でもプログラミングはやりたいよなぁと大学に入ってからはじめ、そちらの方では芽が出ましたが、回り道してるような感覚は拭えなかったです。
大学にはたして価値があるか、みたいなテーマが定期的に話題になりますが、アカデミックな研究に興味を持てなかった自分がいうべきことは何もなく、自分にとっては、モラトリアムという名のコード書きまくる期間以上の意味はあんまりなかったのが残念な感じです。
大学に入る前に、やりたいことと一致するかどうか、本当はたぶん、大学を選ぶ段階で考えるべきなのに、偏差値表みて一番上の学部を選ぶみたいな感じになってるのは、一体全体なんなんだろう、と考えています。とはいえ、やりたいことを優先して偏差値を落とすと、人間的な意味で絶望するので、難しいところだと思います。というか実は最初の大学を半年で退学して再受験しているので、はい。
ともあれめでたいと思った方は
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というわけで 京大のuiureoは頑張ってください。